これから迎える年末年始は、企業にとって〝来年の体制づくり〟を本格的に考える大切な時期。
人材採用においても、このタイミングは求職者の動きが活発になり、求人広告が見られやすく、応募につながりやすい季節であることをご存じですか?
オンラインによる転職・求人サイトが注目されている昨今の流れがあるなか、それでもなお紙媒体の求人誌(フリーペーパー)にニーズがあることからもわかるように、紙媒体による求人広告の価値は衰えることを知りません。特にポスティングチラシによる求人広告は、根強い人気を保っています。
【この記事からわかること】(約5分で読めます。)
- なぜ年末年始は求人広告を出稿するチャンスなのか
- 求人広告をポスティングすることで期待できる効果とは
- 応募につながる求人キャッチコピーの書き方
- 求人広告の制作ポイント
年末年始は求人広告を出稿するベストタイミング
年末年始は、多くの人に生活の節目が訪れる時期です。
- 新年のスタートに向けて働き方を変えたい
- 子どもの進級・進学に合わせて働く時間を増やしたい(主婦)
- 年内で仕事を辞めるため、次の職場を探している(転職)
- 春までに仕事を見つけたい(学生・若年層)
さまざまな層の求職者が自然と動き出します。
新年を迎える12~1月、また新年度を迎える2~3月まで、就職採用における需要や関心が高まる季節と言えるのです。
特に12~1月は、他社の求人が増える前の先手を打てる時期。
春に向けて一気に求人広告が増えて埋もれてしまう前に、求職者の目に入りやすく、応募してもらいやすいタイミングといえます。
求人にポスティングチラシが効く理由
「SNSや求人サイトが一般的になった今、チラシによる求人なんて古いのでは?」
そのように思われる方もいるかもしれません。
実は地域採用において、チラシのポスティングは強力な手法なのです。
「地元で働きたい人」にダイレクトに届く
チラシのポスティングは、配布エリアをピンポイントに絞れるのが最大の強み。
会社の近隣(半径〇km以内)や、交通網を意識したエリア選定(駅やバス停の周辺など)が可能です。
- 自転車で通える距離がいい
- 子どもの送迎があるから近所がいい
- 家の近くなら安心して働ける
このような地元希望の求職者へのニーズを満たすことができます。
ネット求人は「検索行動」をしない限り届きません。
しかしポスティングは、選ばれなくても届く。必ず目に触れる。この点が、反応率の高さに直結しています。
主婦層・シニア層に強い
在宅時間が長い層ほど、ポストに入るチラシを丁寧に見る傾向にあります。
特に地域のパート求人を探している主婦層やシニア層は、自宅のポストが情報源になっています。
「チラシを見て応募しました」という応募者が増えているのは、こうした生活動線にぴったり合っているからです。
紙媒体の広告は“保存されやすい”
年末年始は、帰省や親戚の集まりなど、自宅に人が集まりやすい時期。
自然と、仕事や就職の話になるシーンも増えることでしょう。
紙媒体なら、
- 家族に相談するため保管しておく
- 冷蔵庫に貼っておく
- 気になったからとりあえず机に置いておく
このような行動が起こりやすい強みがあります。
Web求人のようにスクロールして消えてしまうことがなく、何度も・長期的に見て、検討してもらえる機会が増えるのです。
保存率が高い・見てもらえる確率が高いという点では、地域の宅配型情報誌(フリーペーパー)に求人広告を出稿する、求人チラシを挟み込んで配布するといった手段も有効です。
反応率を高める求人広告のつくりかた
では実際に求人チラシを制作するにあたり、抑えるべきポイントをご紹介します。
求人広告は、情報を並べるだけでは応募につながりにくく、読まれ方を意識した設計が必要です。
キャッチコピーは「メリット」で始める
求人広告で最初に読まれるのは、冒頭のひとことです。
読み手が欲しがるメリットを言い表したキャッチコピーであることが大切です。
例:
「週1日・短時間だけでOK」
「家事や育児と両立しやすい職場です」
「未経験でも始めやすいシンプル作業」 など
求職者が「自分でもできそう」と感じる言葉が最も効果的です。
数字を使って具体的に伝える
曖昧な表現は不安を生みます。可能な限り具体性のある表現を意識しましょう。
×「シフト融通します」→ ○「平日のみ・9〜15時の間で週2日からOK」
×「簡単なお仕事」→ ○「仕分け・袋詰めなど、決まった手順の作業です」
数字があると、働くイメージが一気に明確になります。
「どんな人が働いているか」を書く
求職者の不安は、人間関係と会社の雰囲気にも。
それを文字で補うだけで応募率が変わります。
例:
「子育て中のスタッフが多数活躍中」
「シニア層も無理なく働いています」
「職場見学できます」 など
特に「見学ができる」というのは、応募のハードルを大きく下げる強力な一言です。
写真がある求人は応募率が上がる
働く人や職場の写真が一枚あるだけで、安心感が大きくなります。
必ずしも笑顔の写真である必要はなく、作業風景や設備の写真でも十分効果があります。
求人広告で避けるべきNGワード
求人広告には法令やガイドライン上、使用できない・避けるべき表現があります。
●年齢や性別を限定する表現
×「若い方歓迎」「主婦向き」「男性(女性)活躍中」
特定の層を排除する印象を与えるワードはNGです。
●誇張・断定表現
×「必ず稼げます」「絶対安心」「誰でも高収入」
入社後のトラブルを避けるためにも、誤解を与える表現は避けましょう。
●曖昧すぎる表現
×「アットホーム」「簡単なお仕事」「やりがいのある職場」
良くも悪くも働くイメージが湧かないため、応募につながりにくいだけでなく、後のトラブルの原因にもなります。
人によっては「上下関係が曖昧」「ブラック企業が使用する隠語」と捉える場合もあるため、注意が必要です。
例えば「相談しやすい」「チームワークを重視」「イベントが多い」など、具体的なメリットを表現しましょう。
求人広告を制作する際は、制作事例を豊富にもったプロの広告会社に依頼することもおすすめです。
反響が出やすいワードやデザイン、チラシの活用方法、SNSとの連携、ポスティングにおける様々なテクニックなどを持ち合わせている、地域密着の広告会社に相談してみましょう。
まとめ
求職者の動きが活発になるこの季節。
求人広告がまだ飽和していないこのタイミングで積極的に戦略をたてることで、新年からすぐに面接・採用へ進むことができます。求人活動は早く手を打った企業ほど有利になりやすい特性があるのです。
その手段としておすすめなのが、求人チラシのポスティング。
主婦やシニア層をはじめ、地元で働きたい人へと確実にアプローチを仕掛けましょう。
反響を高めるためには、メリットを明確に伝えるキャッチコピー、数字を使った具体的な条件提示、安心感を生む写真など、制作面を工夫することで、より効果的な求人活動を行うことができるはず。新年また新年度に向けての戦略のひとつとして、取り入れてみてはいかがでしょうか。
記事作成会社
株式会社リック 1989年静岡県富士市で創業。広告代理業を礎に自社媒体・自社ポスティング組織を構築。
自社発行の情報誌mydo(マイドゥー)は35年以上に渡り毎月46.5万世帯にポスティングしている。
静岡県のポスティングにおいては100万部を超える配布網を築いており、県内屈指のポスティング手配力。現在はWEBマーケから情報誌制作・ポスティングまでのオンライン・オフライン広告を自社で行う課題解決型の広告会社として、静岡県内でも稀有な存在。株式会社リック

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